遊里関連行事 第二版

 ここでは遊里遊所が過去にまたは現在関係していて、今もその様子を見学する事が出来る行事催し物等を紹介しております。もし機会があれば一度覗いてみてください。

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一月

『恵美須神社宝恵駕籠練り』
主催
開催期間 1月9日、10日、11日
開催場 京都市東山区 新道通 恵美須神社
入場見学料 不明

備考
 えびっさんの祭に宮川町の芸妓が、宝恵駕籠に乗って練り歩く。一時期は中断していたが、昭和29年に再開し、現在に至る。


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二月

『八坂神社 節分祭』
主催
開催期間 2月節分
開催場 京都市東山区 八坂神社
入場見学料 調査中

備考
 祇園、祇園東、宮川町、先斗町といった花街の舞奉納がある。
 2003年は、2月2日(日)3日(月)に開催。

『北野天満宮 節分祭』
主催
開催期間 2月立春の前日(3日)
開催場 京都市上京区 北野神社
入場見学料 無料

備考
 本殿での節分祭の後、神楽殿で追儺狂言と共に上七軒歌舞会による奉納舞踏が行われる。

 午後1時から狂言が、1時20分頃から上七軒の舞妓による奉納舞踏が三演目15分程度舞われる。その後、狂言師もあわせて福豆がまかれる。

『北野天満宮 梅花祭』
主催
開催期間 2月25日
開催場 京都市上京区 北野天満宮
入場見学料 1500円(お茶席)

備考
 祭神である道真公の祥月命日に生前愛でられた梅花を奉納する神事。その時に境内で上七軒の芸妓舞妓による野点茶会が行われる。

『浅草寺 節分会』
主催 
開催期間 2月3日
開催場 東京都台東区 浅草寺
入場見学料 調査中

備考
 浅草花街の芸者衆が節分の豆まきに参加。


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三月

『金龍の舞』
主催
開催期間 3月18日 
開催場 東京都台東区 浅草寺
入場見学料 調査中

備考
 東京浅草花街の芸者衆が参加。
 東京大空襲で焼失した本堂が昭和33年に再建。それを記念して作られた舞。10月18日にも行われる。午前午後の二回行われる。当日松慈童と蓮華珠、金 龍が練り歩き、その後に芸者衆を乗せた山車が続く。コースは浅草本坊伝法院を出発し、仲見世経由、観音堂前で芸者衆の唄と金龍の舞い踊りが披露され、伝法 院に戻る。

『東都六花街名妓舞踊の会』
主催 東都のれん老舗の会
開催期間 3月中旬三日間
開催場 東京都中央区日本橋三越本店特設会場

備考
 東京六花街「新橋、赤坂、神楽坂、芳町、向島、浅草」の芸者衆が、三日間で二花街ずつ日替わりで舞踊を披露する。



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四月

『都をどり』 
主催 祇園甲部歌舞会
開催期間 1日から30日 
開催場  京都市東山区祇園町南側 祇園甲部歌舞練場
交通 京阪電鉄本線四条駅下車 阪急電鉄京都線瓦町駅下車 徒歩約15分
開演時間 12時30分 14時 15時30分 16時50分 各公演30分前に開場。ただしお茶席付観覧席購入者は開演40分前(開場と同時)に芸舞妓のお点前による茶の湯を楽しむ事が出来る。
入場見学料 御茶席付観覧席4300円 指定席3800円 当日自由席(ニ等観覧券)1900円
購入方法 祇園甲部歌舞練場で購入可能。予約は10月から開始。当日券は朝10時から販売開始。自由席はローソンチケットで購入可能。御茶席付観覧席は、 3月1日から4月25日までJR西日本みどりの窓口でも購入可能。ただし全て券は、当日券売窓口で引き換えなければ行けない。

備考
 京都活性化の為、時の京都府参事槇村氏、府顧問山本氏、一力主人杉浦氏が片山春子女史(後の京舞井上流三世井上八千代)に企画を持ちかけ実現。明治5年 (1872)の京都博覧会の余興として演舞され、絶賛される。翌明治6年(1873)、会場を祇園甲部歌舞練場に移して毎年の恒例行事となる。
 会場となっている祇園甲部歌舞練場は、当初花見小路四条下ルに開設されていたが、昭和10年(1935)に現在の場所に移転した。
 お茶席は立礼式で行われ、当日当番の芸妓が多人数分のお茶を立て、大勢で飲むので全く堅苦しくない。お茶菓子を乗せている小皿はお土産として持ち帰る事が可能。
 踊りのほうは、毎年演目が違う。しかし全八景という変わりはない。第一景で全体の紹介を、第八景では出演者全員が演じた服装のまま出演し、総踊りを行 う。およそ1時間で行われる都踊りだが、その時間が一瞬と思われるほど踊り、地方、囃子、それに背景がは素晴らしいの一言である。

『京をどり』  
主催 宮川町歌舞会
開催期間 第1日曜から2週間(ただし年によって変更あり)
開催場 京都市東山区宮川筋 宮川町歌舞練場
開演時間 12時30分 2時30分 4時30分
入場見学料 御茶席月観覧料3800円 一般観覧料3300円
購入方法 宮川町歌舞会で平日に予約券を発売。それを公演五日前に指定席券と交換。ただし御茶屋や芸舞妓の馴染み客が優先の為、一般客がどう言う席になる かは最終まで不明。また近隣在住者の電話予約は不可。歌舞会まで直接購入に行くか旅行会社を通じて購入予約を入れなければいけない。 
         

『北野をどり』  
主催 上七軒歌舞会
開催期間 15日から25日(中旬より)
開催場 京都市上京区真盛町 上七軒歌舞練場
入場見学料 有料

『吉野太夫花供養』
主催 常照寺
開催期間 第三日曜日
開催場 京都市鷹峯北鷹峯町
交通 地下鉄烏丸線北大路駅から徒歩30分。もしくはバスで15分、源光庵下車、徒歩1分。
入場見学料 太夫道中は無料、常照寺内での催し物を見学する場合、当日入場券4800円、前売り4500円(野点席、煎茶席、点心席、遺芳庵席券付)を購入のこと。門前で当日券は購入できるが、売り切れに後半には売り切れてしまう。

備考
 日乾上人に帰依した名妓吉野太夫を偲んで太夫道中が行われる。
 朱塗りの山門「吉野の赤門」は太夫寄進とも伝えられ、参道の桜は太夫に因んで「吉野桜」とも呼ばれる。

 常照寺開庭は午前9時。午前10時20分に源光庵前から島原太夫が出発し、常照寺本堂に上る。11時30分から本堂にて吉野太夫追善法要が行われる。そ の中で太夫は、霊前に御供茶を供える。12時30分より吉野太夫墓参りが、本堂裏手の開山廟、吉野太夫墓前、比翼塚の順番で回られる。その後、1時から本 堂横の書院にて太夫の楽器演奏、舞いなどが1時間ほど催される。また太夫道中後から書院での催しまでの間、野点席で太夫が御茶を立ててくれる。
 閉庭は午後3時。雨天の場合は、太夫道中は無し。しかし、代りに太夫のトークショーが行われる。
 本堂内、書院内は撮影禁止。

『平安神宮奉納舞』
主催
開催期間 16日
開催場 平安神宮
入場見学料 不明

備考
 祇園甲部に所属する芸妓舞妓が、平安神宮で舞を三曲奉納する。

『白狐お渡り』
主催 
開催期間 第1日曜日 (2003年度は6日に開催)
開催場 奈良県大和郡山市 郡山城跡
入場見学料 不明

備考
 『お城祭り』の一環として開催。
 昭和初期、郡山市洞泉寺町の源九郎稲荷神社で洞泉寺遊郭の楼主らが中心となり、白狐渡御として歩いたのが始まり。その後途切れたが、昭和53年に復活。以後は、白衣に狐の面を着けた子どもが狐ばやしに合わせ踊り歩く子供の行事に変貌。 


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五月

『春の鴨川をどり』
主催 先斗町歌舞会
開催期間 1日から24日 
開催場 京都市中京区橋下町 先斗町歌舞練場
入場見学料 有料

『先帝祭 上臈参拝』
主催 
開催期間 2日3日4日 
開催場 山口県下関市阿弥陀町 赤間神宮
入場見学料 無料

備考
 壇ノ浦の合戦において亡くなった幼帝安徳天皇御霊鎮慰の為、建久2年(1191)に建てられた霊廟が前身。当初は阿弥陀寺と名乗っていたが、明治維新の 神仏分離令で阿弥陀寺は廃され、安徳天皇社と称するが、明治8年(1875)赤間宮と改称、官幣中社に列する。昭和15年、昭和天皇の勅令により現在の赤 間神宮を名乗り、官幣大社に昇格する。
 安徳天皇が入水された御命日が旧暦3月24日で、改暦によって5月2日に治定された。2日の御陵前祭、3日の本殿祭、4日の御神幸祭が行われる。中日で ある3日に上臈参拝行事が行われ、五組の太夫が神前に生花を奉げ礼拝する。午前9時30分に伊崎町から太夫道中は出発し、午後1時から赤間神宮で上臈参拝 が行われる。下関市の無形文化財に指定されている。
 外八文字が披露される地点は、午前9時半に伊崎町、10時にグリーンモール、10時30分に豊前田商店街、11時20分に赤間町商店街。かつては稲荷町遊廓の太夫が上臈参拝を行っていたが、現在は地元の日本舞踊の関係者が行っている。

『三社祭』
主催 
開催期間 5月中旬三日間 
開催場 東京都台東区浅草寺
入場見学料 調査中

備考
 浅草寺創設に関わる檜前兄弟と土師中知の三人「三社大権現」に由来する江戸三大祭りの一つ。当初は3月17、18日に、明治5年から5月17、18日、 昭和38年からこの日に近い金土日曜日に行われるようになった。浅草芸者衆は見番前から行列が出発し、浅草神社境内で奉納舞踊を行う。

『吉例くみ踊り観賞の集い』
主催 東京浅草組合
開催期間 5月中旬 三社祭期間の土日
開催場 東京都台東区浅草 浅草花街見番二階広間
入場見学料 5000円(弁当、飲み物付き)

備考
 伝統ある組踊りをもっと大勢の人に見てもらおうと浅草組合が開始。芸者衆三組、幇間一組が登場し、手古舞などを披露。
 三社祭協賛で行われる。

『姫路おんな祭り』
主催 姫路おんな祭り実行委員会
開催期間 2004年度は5月29日
開催場 兵庫県姫路市 第1部が好古園で11時から開始。
交通 JR姫路駅下車
入場見学料 不明

備考
 延享年間に吉原で名を馳せた高尾太夫。当時の姫路城主榊原政岑が千八百両で身請けした為、榊原高尾の名前で呼ばれる。その榊原高尾を偲んで行われる。
 2004年度ではオープニングとして11時から12時なで好古園で島原太夫による太夫供茶式、かしの式、いにしえ舞が行われ、13時20分から14時ま では会場を移し(2004年度は、イーグレ姫路、1階アトリウム)島原太夫による公演、14時から16時30分はみゆき通り、二階町通りを太夫道中が行わ れるた。
 


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六月

『住吉大社 御田植神事』 
主催 住吉大社
開催期間 毎年6月14日
開催場 大阪市住吉区住吉 住吉大社
開演時間 午前10時~午後3時
交通 南海電鉄本線住吉大社駅下車
入場見学料 御田植神事観覧席150円。立ち見は無料

備考
 底筒男命、中筒男命、表筒男命の住吉三神と神功皇后息長足姫命を祭神として奉る。由緒は古く奈良時代まで遡る。住吉三神は航海の神として知られ、文化7年(1810)に造営された現社殿も住吉造と呼ばれる古い神社建築様式で造営されている。
 御田植神事は、元来例年陰暦の5月28日に開催されていた。
 神功皇后が長門国から植女を召して田植の事を当らしめのが始まりだと言われている。その植女の子孫が残って遊女になり、後裔に当るのが堺乳守遊里の遊女だと見なされ、代々早乙女として奉仕してきた。
 明治維新を経て神事も変化したが、一番の変化は早乙女の交代。明治11年に新町廓の妓が植女の後裔で新町に鞍替えしたと言う縁故を申したて、それ以降新町の芸妓が早乙女として奉仕する。
 御田植神事は、昭和46年無形文化財、昭和54年に重要無形民族文化財に指定される。
 現在植女は、上方文化芸能組合が新町花街に変わって行っている。
 午前10時には一の鳥居の前から植女をはじめとした奉仕者が整列し神館に参入する。午前11時には非公開だが神館内で神事に参加する資格を得る式、粉 黛・戴盃式が行われる。午後12時45分頃に石舞台で修祓が、1時からは神殿前で神殿祭が行われ、植女に早苗が授けられる。その後、御田に向い、御田植と ともに御田舞台で舞などが行われる。

『都の賑わい』
主催 財団法人京都伝統技芸振興財団
開催期間 毎年6月第三土日
開催場 調査中
入場見学料 調査中

備考
 五花街の芸妓舞妓達がそれぞれの花街の流儀で華麗の踊る「都の賑わい」もしくは「京都五花街伝統芸能特別公演」。平成6年に平安遷都1200年祝賀イベ ントして行われた京都五花街合同公演が始まり。その後毎年6月第三土日に公演が行われており、第四回から「都の賑わい」と呼ばれるようになった。

『御座敷舞踊浅草十二ヶ月』
主催 東京浅草組合
開催期間 6月下旬 最後の土日
開催場 東京都台東区浅草 浅草花街見番二階広間
入場見学料 5000円(弁当、飲み物付き)

備考
 浅間神社の祭日に行われる植木市に協賛して行われる。実際に御座敷で踊られる舞踊を春夏秋冬順に約20曲披露。

『あやめ踊り』
主催 
開催期間 第1~第4日曜日
開催場 茨城県行方郡潮来町 前川あやめ園
入場見学料 不明

備考
 水郷潮来あやめまつり大会期間中(6月1日~30日)に行われる催し物。三百数十年の伝統を誇り、以前は遊女が踊り、芸者衆が三味線を弾いていたが、現在は郷土芸能として芸者以外の女性も踊る。

『紫陽花忌』
主催
開催期間 27日 午後1時から。
開催場 福岡市博多区中呉服町 選擇寺
入場見学料 不明

備考
 選擇寺は、旧柳町遊郭の近くにあった為、多数の遊女が多く葬られている。柳川の名娼雪友は、母親が亡くなった時に供養のため選擇寺に金十両と大鐘を寄進 した。しかし、その5年後に19歳の若さで亡くなっている。その命日が6月27日で紫陽花の咲く季節であることから、紫陽花忌とし雪友とともに無縁の遊女 の供養を毎年行っている。
 法要には、供養のため博多人形作家協会の有志による人形が奉納され、それとは別に境内でのお茶の接待も行われる。

『壬生寺道中』
主催
開催期間 6月5日(2004年度) 午後2時から3時
開催場 京都市中京区壬生 壬生寺本堂前
入場見学料 不明

備考
 島原太夫による壬生塚参拝、壬生寺表門より本堂までの参道において太夫道中、本堂前でかしの式、奉納舞、太夫講演が行われる。


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七月

『上七軒ビアガーデン』
主催 上七軒歌舞会
開催期間 7月1日から8月31日
開催場 上七軒歌舞練場庭園
入場見学料 調査中

備考
 歌舞練場の庭園で行われるビアガーデン。期間中は芸舞妓が白塗りをしないからげの着物でテーブルを廻ってきてくれる。このビアガーデン、クーラーの無い時代、御茶屋からビールを運んで縁台で飲んだことに始まりだと言われている。

『祇園祭 花傘巡業』
主催
開催期間 24日
開催場 八坂神社その他
入場見学料 無料

備考
 7月1日から31日まで開催される「祇園祭」の中で24日に行われる花傘巡業に祇園甲部、祇園東、先斗町、宮川町の四花街が参加。
 祇園祭は、平安時代に疫病が流行した時、退散を祈願して祇園御霊会を行ったのに始まると言う。その後祭として花傘巡業は行われる。
 芸舞妓を乗せた山車をはじめとした行列の巡業は八坂神社石段下から始まり、四条河原町、御池通、寺町通、四条通、東大路通、神幸通、八坂神社と回る。その後、八坂神社で「花傘巡業奉納舞」が行われる。

『住吉大社 夏越祓神事』
主催
開催期間 31日
開催場 住吉大社
開演時間 午後5時
入場見学料 調査中

備考
 もともとは6月晦日に行われたが、明治以降の新暦によって7月31日に制定。茅の輪をくぐる事で罪や穢れを除かれるという信仰により、本社で茅の輪くぐりの神事を行う。この神事には住吉新地(新町花街?)の芸妓が中世上臈の旅姿に扮して夏越女を奉仕する。

『花と江戸文化と夜さ来い踊り』
主催 みちびき花の辻商店会
開催期間 7月下旬
開催場 浅草花街見番前柳通り
入場見学料 調査中

備考
 みちびき花の辻商店会主催、道引地蔵の縁日で浅草花街芸者衆の踊りが特設ステージで披露される。

『大門祭り』
主催
開催期間 7月下旬 (2003年度は21日、22日)
開催場 愛知県名古屋市中村
入場見学料 不明

備考
 旧中村遊廓大門周辺で行われる祭り。花魁道中が行われる。


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八月


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九月

『名古屋踊り』
主催 西川流
開催期間 9月上旬(2003年度は9月6日~15日)
開催場 愛知県名古屋市中区栄 中日劇場
入場見学料 S席8000円 A席5000円 B席2000円

備考
 西川流家元が中心となって行われる踊りと芝居の総合エンターテインメント。昭和20年9月24日から3日間、名古屋宝劇場で開催されたのが最初。名古屋芸妓「名妓連」の舞踊が西川流であるため、名妓連も協賛。


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十月

『金龍の舞』
主催
開催期間 10月18日 
開催場 東京都台東区 浅草寺
入場見学料 不明

備考
 東京浅草花街の芸者衆が参加。
 東京大空襲で焼失した本堂が昭和33年に再建。それを記念して作られた舞。3月18日にも行われる。午前午後の二回行われる。当日松慈童と蓮華珠、金龍 が練り歩き、その後に芸者衆を乗せた山車が続く。コースは浅草本坊伝法院を出発し、仲見世経由、観音堂前で芸者衆の唄と金龍の舞い踊りが披露され、伝法院 に戻る。

『大須大道町人祭り』
主催
開催期間 10月下旬(第三土日)
開催場 愛知県名古屋市中区大須一帯
入場見学料 調査中

備考
 おいらん道中が行われる。花魁は一般公募もしている様子だが詳細は不明。


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十一月

『祇園をどり』
主催 祇園東歌舞会
開催期間 吉日より約10日間
 2003年は1日~10日まで。
開催場所 京都市東山区祇園町北側 祇園会館
入場見学料 有料

『かにかくに祭』
主催 祇園新地甲部組合
開催期間 11月8日
開演時間 午前11時~午後2時
開催場所 京都市東山区元吉町 巽橋畔
交通 京阪四条駅より徒歩10分程度。
入場見学料 無料

備考
 祇園を愛した歌人吉井勇を偲び、吉井が良く通ったお茶屋が存在した辺りに建てられた歌碑に献花を行う。「かにかくに祭」の名称は、吉井の歌に因む。

 歌碑は昭和30年(1955)、11月8日吉井勇の古希を祝って当時の京都市長高山義三らによって建立。本来は吉井の誕生日である10月8日に除幕する予定であったが、温習会が間に入ったため一ヶ月ずれての除幕となった。この五年後吉井は74歳で世を去った。
 献花は吉井勇氏のご子息を交え、芸妓一名、舞妓三人が参加し、午前午後の二回行われる。所用時間は10分程度。献花後撮影者にサービスの為、並んで四方 に向いてくれる。午後からの開始時間は、午前の部の状態により変わってくる。献花自体が終わった後は、背後の見世奥にて招待客のみ御茶席が設けられる。

『夕霧供養』
主催
開催期間 11月第ニ日曜日
開演時間 午前10時30分~
開催場所 右京区嵯峨釈迦堂藤の木町 清涼寺
交通 JR京都駅から大覚寺方面のバスに乗り、約1時間。釈迦堂前にて下車。もしくはJR嵯峨野線嵯峨嵐山駅にて下車。徒歩10分ほど。 
入場見学料 太夫道中のみの見学は無料。

備考
 別名夕霧祭。昭和35年から開始される。
 島原から大阪新町に移った名妓夕霧。清涼寺にその墓があり、夕霧太夫を偲んで法要と島原太夫の道中が行われる。
 10時30分から本堂で法要が、11時10分から本殿から山門まで、一説によると本堂裏手に当る夕霧太夫の墓まで太夫道中が行われる。
 2003年度の場合、小雨がぱらつくと言う天候だったので、法要後本堂にて太夫の舞が行われた。
 基本的に本堂内での写真撮影は禁止されている。
 

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十二月

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